日本酒は、米を醗酵させて作るアルコール飲料で、日本の伝統的なアルコール飲料の一つである。日本の酒税法上では清酒せいしゅ、日本では、一般には単に酒さけまたはお酒おさけ、日本古語では酒々ささ、僧侶の隠語で般若湯はんにゃとう、現代の学生言葉では「ポン酒」などと呼ばれる。摂氏約5℃から約60℃まで幅広い飲用温度帯がある参照#温度の表現飲用温度。同じアルコール飲料を同じ土地で異なった温度で味わうのを常としているのは、世界的に見て日本酒だけである。また日本酒は米を米麹で醸す唯一の酒であり、醸造学的にも並行複醗酵で造る特異な飲料である。料理で魚介類の臭み消しや香り付けなどの調味料としても使用される。近年、日本での消費は減退傾向にある一方、アメリカ・フランスを中心として日本酒、とくに吟醸酒のブームが起こっている。吟醸酒・純米吟醸酒精米歩合60パーセント以下の白米、米麹および水を原料とし、吟味して製造した清酒で、固有の香味及び色沢が良好なもの。低温で長時間かけて発酵させて造る。吟醸香と呼ばれる、リンゴやバナナを思わせる華やかな香りを特徴とする。最後に吟醸香を引き出すために使用する白米1トンにつき120リットル重量比でおよそ1/10以下の醸造アルコールを添加する。